こんにちは!動画編集スクール「キッカケ」運営の、キッカケMEDIA編集部です。

「子育て中でも動画編集は学べるのか」「まとまった時間なんて取れないのに、続けられるのか」。小さなお子さんを育てながら学習を検討している方にとって、いちばんの不安はここではないでしょうか。育児だけでも精一杯なのに、新しいことを始める余力なんてない、と感じてしまいますよね。

そこで今回は、0歳と3歳のお子さんを育てながらキッカケで学習をスタートし、スキマ時間の積み重ねで動画編集を仕事にした卒業生に、学習時間の作り方から心が折れそうになった瞬間、初めての案件獲得までを伺いました。

なお、登場する卒業生は仮名で紹介し、エピソードはキッカケの受講生像として一般的にありそうな内容を編集部で構成したものです。それではさっそく見ていきましょう!

今回お話を伺った、中村さん(仮名・30代)のプロフィール

中村さんは、第二子の産休・育休を機にキッカケでの学習を始めた方です。もともとは一般事務職として働いており、動画編集の経験はゼロからのスタートでした。

プロフィール

「育休が明けたら職場に復帰する予定でしたが、このまま同じ働き方に戻ることに、正直迷いがありました。子どもの体調で急に休むたびに肩身が狭い思いをするより、家でできる仕事を持っておきたいと思ったんです」と中村さん。育休中の時間を使って、まずは無料で試せる範囲から動画編集に触れてみたことがきっかけだったといいます。

まとまった時間が取れない中で、どう学習時間を作ったのか

0歳児と3歳児を育てながらの学習で、中村さんが最初にぶつかったのは「机に向かう時間そのものが存在しない」という現実でした。「1日のスケジュールを立てても、その通りに進むことのほうが少ないんです。予定というより希望に近い感覚でした」。

そこで中村さんが取ったのは、まとまった時間を探すのではなく、15分単位の細切れ時間をかき集めるという方法でした。

時間帯 やっていたこと
下の子のお昼寝中(15〜30分) 動画教材を1本視聴、またはショートカットキーの練習
上の子のアニメ視聴中(20分ほど) 前日の続きの編集作業。手が止まってもキリのいい所まで進める
夜、子どもたちの就寝後(30〜60分) その日いちばん頭を使う作業(構成を考える、書き出し設定を詰める)

※学習時間の作り方には個人差があります。お子さんの年齢や生活リズムによって、当てはまらない場合もあります。

「最初は『こんな細切れじゃ意味がないのでは』と思っていました。でも15分でも毎日触っていると、次に開いたときの『どこまでやったっけ』を思い出す時間がどんどん短くなっていくんですよね。積み重ねの効果を実感できたのは、始めて1ヶ月くらい経ってからでした」。

ポイント

中村さんが特に意識していたのは、「今日はここまでやる」を作業の切りのいい所ではなく、時間で区切ることだったそうです。「キリがいい所まで」を目標にすると、子どもに呼ばれて中断したときにモヤモヤが残る。逆に「今日は15分だけ」と決めておくと、中断されても『予定通り』と思えて気持ちが楽だったといいます。

学習中につまずいたこと、心が折れそうになった瞬間

順調に見える中村さんの学習ですが、途中で何度か心が折れそうになった瞬間があったといいます。

「いちばんつらかったのは、下の子が体調を崩して、1週間まったく学習に触れられなかった時期です。久しぶりにソフトを開いたら操作をだいぶ忘れていて、『やっぱり自分には無理なのかも』と落ち込みました」。

もうひとつ大きかったのが、周囲との比較だったそうです。「SNSで同じ時期に学習を始めた人が、どんどん案件を獲得している投稿を見ると、焦る気持ちが出てきます。自分のペースはゆっくりだと分かっていても、比べてしまうんですよね」。

つまずきやすいポイント

キッカケMEDIA編集部としてこれまで多くの卒業生を見てきた中でも、「学習が止まった期間があると、その分だけ遅れているように感じて焦ってしまう」という声は少なくありません。ですが、育児と両立する学習では、こうした中断は起こって当然のものです。進み方の速さより、再開できるかどうかのほうが、結果的には重要なようです。

中村さんはこの時期、「1週間空いたら、その週にやろうとしていたことを1つ減らす」というルールを自分に課すことで、再開のハードルを下げていったそうです。「完璧に取り戻そうとすると、それだけでまた疲れてしまうので。『遅れた分は減らしていい』と決めておくと、罪悪感なく再開できました」。

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スキマ時間の積み重ねで、初めての案件を獲得するまで

学習開始から3ヶ月ほど経ったころ、中村さんは短いカット編集の動画を数本、ポートフォリオとして書き出せるようになっていました。「派手な演出はまだできませんでしたが、『最後まで書き出せる動画』が3本あるだけで、応募するときの気持ちがだいぶ違いました」。

案件探しでも、育児中ならではの工夫があったといいます。

「最初の案件は、短いカット編集の仕事でした。単価としては決して高くありませんでしたが、『育児の合間にやり取りしながら、初めて最後まで納品できた』という経験が、次に進む自信になりました」。

編集部コメント

案件の単価や獲得までの期間は、お子さんの年齢や学習に使える時間、案件の探し方によって大きく異なります。この記事では具体的な金額の記載を控えていますが、「細切れ時間でも、積み重ねれば納品できる状態まで到達できる」という一例として参考にしていただければと思います。

初案件の納品後、中村さんは「無理に本数を増やさず、自分が対応できる範囲を守ること」を意識するようになったそうです。「育児中は、良くも悪くも自分でペースをコントロールしないと続かないんですよね。多く受けすぎて余裕がなくなると、結局どちらも中途半端になってしまうので」。

子育てしながら学びたい方へのアドバイス

最後に、これから子育てしながら動画編集を学びたいと考えている方に向けて、中村さんからのアドバイスを紹介します。

アドバイス1. 「まとまった時間」ではなく「15分」を単位に考える

「1時間取れる日を待っていると、いつまで経っても始められません。15分でも触れる日を積み重ねるほうが、結果的に早く進みました」。

アドバイス2. 中断を前提にしたルールを先に決めておく

「子どもの体調不良で学習が止まるのは、避けようがないことだと最初から割り切っておくと、再開するときの心理的なハードルがぐっと下がります」。

アドバイス3. 案件を選ぶときは「対応できる余白」を優先する

「単価の高さより、納期に余裕があるかどうかを最初は重視しました。育児中は、自分の体調も子どもの体調も予測できないので、余白を残しておくことが結果的に信頼につながると感じています」。

中村さんの経験はあくまで一例ですが、「細切れ時間の積み重ね」と「中断を前提にした計画」が、育児と学習を両立するカギになっていたことは、多くの子育て中の受講生にも共通して見られる傾向です。

まとめ

最後に、今回のインタビューの要点を整理しますね。

今回ご紹介したのは、あくまで一人の卒業生のエピソードです。学習に使える時間や進み方には個人差があり、同じ結果を保証するものではありません。それでも、「まとまった時間がなくても、積み重ね方次第で仕事につなげられる」ということは、きっと伝わったのではないかと思います。

子育て中で時間が取れないからと諦める前に、まずは15分から。中村さんのように、細切れ時間の積み重ねが、思っている以上に大きな一歩につながるのかもしれません。